まちづくり・地域活性化

「賢治・星めぐりの街」活性化事業・まちづくり事業

事業委託期間;平成22年~平成25年(※各年単位)

宮沢賢治のシルエットイラスト 岩手県花巻市は。宮沢賢治が生まれ育った街であり、賢治関連施設がいたるところにあり、温泉と併せて年間観光客は、延べ1,893,128人(平成22年度岩手県観光統計概要)もあります。

銀河鉄道のイラスト しかし、実際に宮沢賢治が生まれ、賢治の父が商売をしていた花巻市の「旧町内」と呼ばれる中心商業地域は、地方都市の中心商業地と同様に衰退に歯止めがかかりません。これは、宮沢賢治記念館をはじめ宮沢賢治関連の観光拠点や施設が中心商業地から遠い郊外にあること、また温泉も中心市街地から遠いために、中心商業地に観光客を呼び込めないことにあると考えられます。

 そこで、宮沢賢治の研究家である米地文夫先生(ハーナムキヤ景観研究所所長・岩手県立大学名誉教授)の指導と提案により、花巻市の旧町内における宮沢賢治作品に関わりの深い場所を発掘し、これを紹介していくことで、賢治ファンを中心にした観光客を中心市街地に呼び込む「賢治・星めぐりの街」活性化事業がスタートしました。

「賢治・星めぐりの街 花巻」ガイドマップ(2010)」 はじめは、地元の設計事務所である株式会社木村設計A・Tの木村清且氏が有志を集め「賢治・星めぐりの街」活性化協議会を立ち上げ、任意団体としてスタートして、岩手県産業振興センターの「希望ファンド」の助成を受けて実施しました。

 初年度の事業は、米地先生が見つけた、賢治作品に関わりの花巻市街(旧町内)の場所を確認し、米地先生が講師としてゲストの方々を呼ぶなどして公開セミナーを開催し、場所と作品との関わりを紹介。セミナー終了後は、米地先生が中心となって考案した創作料理の試食会が行われ、会を追うごとに参加者が増えました。

 それらをもとに、「賢治・星めぐりの街 花巻」のリーフレットを作成し、合わせてホームページを公開。この事業は花巻市内外から大きな注目と評価を受けて、事業開始の土台となった賢治の作品『黒ぶだう』の舞台である「菊池捍邸」の保存も決まりました。

 当社は、木村設計A・Tの木村社長から相談を受け、この事業の計画段階からアドバイザーとして参画しており、さまざまな企画提案や計画の具現化に向けて各種作業を行いました。

「賢治星めぐりの街 歳時記」(2012) 事業2年目は、事業を「花巻商工会議所」が継承し、「賢治・星めぐりの街」づくり推進協議会と名称を変えてはじまりました。事業内容は、前年のセミナーを中心に、前年で明らかになった場所を、今度は所要なポイントを季節などで紹介する考え方で進め、前年の「空間」から新たに「時間」を加えることで、より立体的に紹介することになりました。

「賢治メルヘンの街・花巻」ガイドブック 2年目の事業開始前に、3.11東日本大震災が勃発。この震災復興を祈願し、米地先生の特別セミナーが開催されています。

 2年目もセミナーと創作料理を中心に事業が進み、成果物として前年の「賢治・星めぐりの街・花巻」リーフレットの姉妹品として「賢治・星めぐりの街 歳時記」リーフレットが完成しました。また、商業者や有志の方々のためのテキスト「賢治 メルヘンの街・花巻ガイドブック」も合わせて完成しました。

「賢治・星めぐりの街」ホームページ さらに、ホームページの更新が行われました。 平成24年年度は、今までの賢治作品に係る「空間」「時間」のテーマに加え、賢治と作品を生み出した地域の背景、地域文化・歴史や影響を与えた「人物」などを紹介する「人間:じんかん」をテーマに進めています。

 実施組織として、2年目から花巻商工会議所が主体となって活動を開始し、「賢治・星めぐりの街づくり推進協議会」が設立されました。当社は、米地文夫先生(岩手県立大学名誉教授・ハーナムキヤ景観研究所所長)をサポートスタッフとし、協議会の委員として、また事業を運営するスタッフとしてこの事業に参加しています。

「賢治星めぐりの街」ホームページはこちら

事業主体: 花巻商工会議所  賢治・星めぐりの街づくり推進協議会
助 成: 岩手県産業振興センター・希望ファンド
委託期間: 平成22年~平成25年 ※各年単位